世代を超えて誰もが楽しめる場所へ 平山 明子

どんな活動をしていますか?

 「お好み焼き てっぱん」を営業しています。平日は一人で、休日は主人と二人でお店を営業しながら、お好み焼き、焼きそば、ラーメン、餃子などの料理を提供しています。また、潮来市が始めた「TSUNAGU タクシー」にも参加させていただいているので、店内やテイクアウトだけでなくデリバリーの注文にも対応しています。

はじめたきっかけはなんですか?

 もともと料理が好きで、お店を始める前は神栖市の給食センターで保育園の給食を毎日160食ほど作っていました。これまで35年以上も料理に関する仕事に携わってきましたが、「いつか自分のお店を持ちたい」という気持ちがずっとありました。その中で、50歳のとき「60歳になったときに元気だったらお店をやろう」ということを決めました。その後、その想いが現実となり2019年9月28日にオープンしました。

オススメ料理のひとつでもあるお好み焼き。おいしさの中には、懐かしい味わいがある。

落ち着いた雰囲気の店内で過ごすひと時は、時間を忘れて料理を楽しめる。

一番大切にしていることはなんですか?

 常に感謝の気持ちを持って営業しています。料理を作るときはもちろんですが、お客さんと接するときにもその気持ちを大切にしています。料理を提供して終わりではなくお客さんとの会話や交流も大事にしています。居心地のよさを感じてもらい「また行きたい」と思ってもらえるようなお店づくり、おもてなしを心掛けています。

今後の目標を教えてください

 オープンしてからまだ1年も経過していませんが、これから先もできるだけ長くお店を続けていきたいです。また、かつての私がそうだったようにこどもや学生が気軽に行けてなんでも話せたり、相談できたりするお店にしていければと思います。そして、こどもから大人まで世代を超えて集える場所として多くの人にご利用いただけると嬉しいですね。

アピールポイント

 こどもや学生のお小遣いでも注文できるような値段設定にしている。また、大人だけでなくこどもも楽しめるお店づくりということで、駄菓子の販売を行うなどの取り組みも行っている。

<お好み焼き てっぱん 店舗情報(2020.7.27現在)> 住 所:堀之内1740
営業時間:11:00~19:00
 定休日:月・木曜日
 電 話:0299-64-5887

 「お店を持つ」という夢を実現させるその行動力や想いの強さを取材をしながら感じた。こどもの頃、訪れたお店というのは記憶に残る。今のこどもたちが大人になったとき、「また行きたい」と思うようなお店にこれからなっていくのではないだろうか・・・

森山健吾森山健吾(もりやまけんご)2018年8月に茨城県潮来市の地域おこし協力隊に着任。同県日立市出身。潮来を知り、さまざまな方と出会う。そこで知った魅力や想いをより多くの人に届けたい。それと同時に、潮来に住む子どもたちが自信を持って潮来の魅力を語れる。そのためのきっかけ作りができればと思う。
「地元にいながら地元を知らない」。私と同じ状況の人が少なくなりますように…

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