おいしい川魚をこれからも 増田 清治

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どんな活動をしていますか?

 増田川魚店の店主として、仕入れたうなぎや鯉を調理、加工、販売しています。加工したものは、ホテル・食堂・スーパー等の直売所でも販売しています。うなぎの佃煮は1日がかりで作るため時間と手間がかかります。

 また、潮来市のふるさと納税として「うなぎの白焼き」や「うなぎの佃煮」をお礼品に登録しています。多くのお客さんからの注文・問い合わせが多くあります。

はじめたきっかけはなんですか?

 祖父が創業し現在私が3代目で、私と妻ともう1名の計3人でお店を営業しています。創業した祖父は、お店を経営しながら漁師としても活動しており天然の川魚をとっていました。かつて、前川には生け簀があり、そこに鯉を入れて管理もしていたそうです。しかし、時代とともに環境が変わってしまったことで、天然のものがとれなくなり養殖ものへと変わっていきました。また、同業のお店も減少しているのが現状です。

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初めて間近で見る生きたうなぎ。触るとヌルヌルするのだろうか。(怖くて触れなかった・・・)

見えにくいですが、より新鮮なものを提供しようとうなぎや鯉を生きたまま仕入れ生け簀に入れ管理している。

一番大切にしていることはなんですか?

 鮮度が良く新鮮なもの、そして厳選した国内産のものを仕入れ、お客さんに提供することを大切にしています。うなぎや鯉は、生きたまま仕入れ、生きた状態で管理しています。この生きたまま管理し、注文があってからさばくなどの調理、加工をすることによってその味は大きく変わります。「おいしいものを食べて喜んでほしい」。そのために、この管理方法をずっと続けてきています。

今後の目標を教えてください

 時代とともに環境やお客さんが求めるものは変わってきます。それらの変化に取り残されないようにできることをやっていきたいと思います。そして、これからも長くこの仕事を続け、おいしい川魚を味わってもらえるようにしていきたいです。

アピールポイント

 網ですくった鯉をみせていただいた。飛び跳ねるさまは、その新鮮さを物語っている。この活きのいい鯉を使ったうま煮は、一体どんな味がするのだろうか・・・

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 「おいしい川魚を多くに人に食べてほしい」。その想いを取材の中で随所に感じた。また、取材時には先代も同席していただけた。2代目、3代目、お二人の話を伺うと現在に至るまでにどんな苦労や大変なことがあったのか知ることができた。代が変われば時代も変わり環境も変わる。その中においても作り手の想いは変わらず引き継がれてきた。だからこそ、長い間お客さんからも愛されてきたのではないだろうか。

森山健吾森山健吾(もりやまけんご)2018年8月に茨城県潮来市の地域おこし協力隊に着任。同県日立市出身。潮来を知り、さまざまな方と出会う。そこで知った魅力や想いをより多くの人に届けたい。それと同時に、潮来に住む子どもたちが自信を持って潮来の魅力を語れる。そのためのきっかけ作りができればと思う。
「地元にいながら地元を知らない」。私と同じ状況の人が少なくなりますように…

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