花の魅力を多くの人に 杉本 由美

どんな活動をしていますか?

 フラワーショップ美華の店主として切り花の仕入れ、注文品の作成・アレンジ、配達・納品を行っています。お店では、切り花、鉢物、開店用のスタンド、イベント用の花、仏壇用などを取り扱っています。また、それ以外に贈り物としてフラワーソープ、フォトフレーム付きの雑貨類、結婚祝い、新築祝い、出産祝い(おむつケーキ)などのアレンジ品を取り扱っています。また、写真を撮影し、SNSにアップすることでお店と商品の宣伝、花を知っていただく機会を作っています。他にも団体でアレンジ教室をやりたいという要望があった時には、材料を持って出張へ行くこともあります。

はじめたきっかけはなんですか?

 以前は、花(アレンジ)を教えていましたが、その中でお店をやりたいという気持ちになり「フラワーショップ美華」を開き、13年程経営しています。私のほかに従業員2名(うち1人は娘)と一緒にお店を営業しています。

 中学生の頃、担任の先生から勧められて華道を始めたのがそもそもの花との出会いになります。その後華道を長く続け、高校生の時には1年から3年の間毎月試験を受けに東京へ行き、点数を貯め「教授」の資格を取りました。

フラワーソープと呼ばれるアレンジメント。香りがよく芳香剤としても使えるため、プレゼントはもちろんインテリアとしても最高の一品。

お店の名前「美華」は「教授」の資格をとったとき家元の先生につけてもらったとのこと。
※「華道家元池坊生花枝入盛花教授 杉本美華」より

一番大切にしていることはなんですか?

 受け取った人が喜んでもらえるようにより新鮮なものを提供するようにしています。また、アレンジをする場合にも受け取った人が喜んでもらえるものにしたいと思っているので、どんな贈り物でどんな人にあげるのかなども聞いています。時代とともに華道からアレンジへと変わってきたように、日々新しいものが求められています。アレンジもどうアレンジするか作り手の力量が試されていると思います。だからこそ、流行やトレンドはもちろん、受け取る人の気持ちになって良いもの(喜んでもらえるもの)を作るということを大切にしていきたいです。

今後の目標を教えてください

 お客さんからの要望・声を多くいただいている「アレンジ教室」を開きたいと思います。特に女性の方で「ちょっと時間ができたから、何かやりたい」という話をする方が多いのを感じています。また、これまでは、1人でお店を回していたため忙しく時間がとれなかったのですが、働き手が増え、時間に少し余裕ができたので挑戦してみようと思います。アレンジ教室を開くことで、花と触れ合う時間・きっかけを作り、花の魅力やアレンジの仕方等を知っていただきながら花のことを好きになってもらえたら嬉しいです。

アピールポイント

 もらった人は喜ぶこと間違いなしの紙おみつが包まれているアレンジメント(出産祝いのおむつケーキ)。

 このアレンジメントを「出産のお祝い」として、出産されたすべての方に受け取ってほしい。そう語る杉本さんの想いをうまく形にすることはできないだろうか・・・

 花に接する機会がほとんどない私は、花の魅力をほとんど知らないのだろう。花と接する機会を創出しているフラワーショップ美華。そして杉本さん。そんな杉本さんが「アレンジ教室」を開くときにはぜひ参加して花の魅力を知っていきたいと思う。

森山健吾森山健吾(もりやまけんご)2018年8月に茨城県潮来市の地域おこし協力隊に着任。同県日立市出身。潮来を知り、さまざまな方と出会う。そこで知った魅力や想いをより多くの人に届けたい。それと同時に、潮来に住む子どもたちが自信を持って潮来の魅力を語れる。そのためのきっかけ作りができればと思う。
「地元にいながら地元を知らない」。私と同じ状況の人が少なくなりますように…

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