みんなの成長は私たちの成長 額賀 和也・由里子

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どんな活動をしていますか?

 JAF公認のレーシングカートコースの経営をしています。
 初めてカートに乗られる方や、カートをお持ちでない方向けのレンタルカートもご用意しています。普段はレンタルカートのメンテナンスや、レースの運営、ジュニア向けのカートスクールなど行っています。

はじめたきっかけはなんですか?

 亡くなった父の後を継いだことがきっかけです。多趣味だった父は特に車に関してはものすごい熱量がありました。車が大好きだった父は趣味で車レースを始めたり、僕たち姉弟にもカートに乗せたりと、とにかくモータースポーツを楽しんでいました。そんな中、もともと車とは全く関係のない工場を経営していた父でしたが、モータースポーツが好きすぎる余り、カートコースを作ってしまったのです。

 自分で決めたことは実行してしまうような驚くほどの行動力を持つ父だったので、イタコモータースポーツパークが出来たときもあまり驚くことはありませんでした。「あ、作ったんだ。」くらいの反応はしたかもしれません(笑)。

 しかしそんな多大な影響力を持つ父が10年程前に病気で亡くなってしまったのです。せっかく父が作った大好きなカートコースを姉弟で守って行こうと、僕と姉で継ぐことにしました。

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カートのタイヤは思ったよりも小さいことに驚きました。これで時速100km近くまで出るそうです。

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びっくるするくらい車高が低いんです。乗ると足元に地面の感覚。スリルとともにわくわくした気持ちになります。

一番大切にしていることはなんですか?

 「みんなで楽しく、安全に」ということです。
 みなさん、カートに乗ったことはありますか?車高はかなり低く4cm程度。体感スピードは車に乗っているときの2倍から3倍だそうです。コーナーに入るときには3G程かかります。飛行機が離陸した瞬間のGが1.2G程度と言われているので、かなりのものですよね。

 つまり日常では簡単に出来ないような体験ができ、非日常のスピードの世界を楽しむ事が出来るんです。
 皆さんを脅かそうと思って説明したわけではないですよ。しっかりと安全を守って走行すれば、皆が運転できるようになる、ということをお伝えしたかったんです。

 来てくれる皆さんが「楽しかった!」と笑顔でお家に帰ることができるように「楽しく、安全に」は大切にしています。

今後の目標を教えてください

(和也さん)実際に乗らなくてもまずは見に来るお客さんが増えてくれたら嬉しいです。実際にサーキットへ足を運び、生でレースを見ると、秒単位で順位が入れ替わる迫力のあるバトルを見る事ができるのでわくわくします。乗るのはちょっと怖いと思う方は見学だけでも大歓迎ですので、たくさんの方にモータースポーツを肌で感じていただければと思います。

(由里子さん)女性の利用者を増やしていきたいです。徐々に増えてきてはいますが、まだまだ男性のほうが多いのが現状です。私自身も実際にコースを走りますが、楽しいですよ。レンタルカートでも女性の方が熱心だったりします。今日はこの位のタイムで十分なんじゃないかなと思っても、「前のタイムより落ちたから…」と、納得のいくまで走るのは女性のほうが多い気がしますね。

アピールポイント

 サーキットは平均的な広さです。県外からのお客さんが多く、埼玉や神奈川、愛知からも足を運ぶ人もいるそうです。初めて会った時はカートに乗ることすら怖がっていた子供が、気づけばプロドライバーになっていたり、自分の子供を連れて遊びに来てくれたりとお客さんの成長を感じることができますと話してくれました。

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 笑顔はじける姉弟二人が出迎えてくれます。カートに乗ることもメンテナンスすることもどちらも体力を使うのに、お休みの日もパワフルに活動しているお二人。姉弟ともとても仲が良く、夏はサーフィン、冬はスノーボードをしているそうです。2人に会いに行くだけでも元気をもらえますよ。

佐藤彩希佐藤彩希(さとうあやき)2018年に潮来市地域おこし協力隊に着任したばかりの札幌出身の私。水戸には3年間住んでいたけれど、潮来に住むのは初めてです。読書、マラソン、バイク…けっこう多趣味です。「潮来行きたいけど、今日混むかなあ?」なんて悩みがあちこちから聞かれるようなまちづくりのお手伝いをしていきます。

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