潮来の夜を賑やかに。ハロウィンが街に新しい風を吹かせる。 髙橋 拓雄

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どんな活動をしていますか?

 潮来市内にて昨年より立ち上がりましたハロウィンイベントの開催に深く携わっています。市内において全く前例のないところから始まった企画ですので、まずイメージをかためることが難しかったのですが、商工会青年部の人間として部員たちや商工会と会議を重ねつつ少しずつ形にしていきました。

 ステージでパフォーマンスしていただく方や、出店する飲食店などと入念に調整をして、多くの人に満足感を持ち帰ってもらえるような充実したイベントにしようと奔走しました。協賛金や駐車場のお願いなど含めて各所をあたり、地域のつてを頼りながら、潮来市に密着したイベントというところを忘れず活動しています。
 イベント当日はたいへんな盛況となり、携わった多くの人と大きな達成感を共有しました。現在は今年のイベント開催に向けて動き出したという段階です。

はじめたきっかけはなんですか?

 潮来の夜の賑わいを創出できるようなイベントが実現できないか――ということを商工会から伝えられていました。

 若い世代やファミリー層もこぞって参加できるような、新しい形での企画を打ち立てて、夜の静けさを何とかしたいという私自身の思いもあり、構想は膨らみました

  ハロウィンに合わせてイベントを仕掛ければたくさんの集客が見込めるかもしれないというところから、私自身が発起人となってイベントは走り出すこととなったのです。

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一番大切にしていることはなんですか?

 また来年も開催してほしいと思ってもらえるような、終わるのが名残惜しいと思ってもらえるようなイベントにできるならば、このうえないやりがいになるでしょう。

 昨年が初めての開催ということで、集客などについても当然未知数のまま動き出したのですが、結果的には2000人を超える方のご来場を受けて成功のうちに幕を閉じることができました。昨年の成功を受けての今年なので、求められるレベルもより一層高くなるとは思うのですが、それに応えていこうという思いがあります。昨年のイベントの中で見えた課題も踏まえて、より良いものをという意識をもって取り組んでいこうと思います。

 地域の子どもに焦点をあてるのも大切なことです。ダンスを練習している子どもは市内でも多いのですが、「披露する場がなくて張り合いがない」という声もよく聞いていました。ハロウィンイベントのステージを晴れ舞台のような形で提供していきたいと思っています。
 そのようなあり方からこそ、真に市の人に親しまれるイベントは作れると思うからです。

今後の目標を教えてください

 発起人として、あのイベントは一年だけでは終わらせたくないという思いがありますので、まずは継続的な開催を実現していきたいです。
 そのうえで去年の縮小再生産に終わらないような新鮮な企画を打ち出し、また新たな展開をしていこうと思っています。
 部長をつとめた人間として、潮来市商工会青年部は今あるものを良くしていこうという思いにみちた団体だと心より言えます。
 青年部含めた市内の多くの人の力を借りて、限りある予算を有効に使い、昨年よりももっとたくさんの方を惹きつけるイベントにしたいと思っています。

アピールポイント

 追記:2016年の第1回目をふまえて迎えた2017年の第2回水郷潮来ハロウィンパーティー。天気予報が伝える当日の天候は非常に悩ましいもので、中止を検討する声もあがるくらいだった。列島を台風が縦断していたのだ。
 そんな中で行われた会議、実行委員長たる高橋さんに注目が集まる中で口火は切られた。
 ハロウィンは極力開催する方向でいきたい。
 重ねられた入念な準備を思えば、なしにするという選択はありえなかったはずだ。けれども急遽の対応を迫られる場面も多々生じることが考えられる中で開催の決断を下す、その立場の重みを思うと改めて頭が下がる。

 てるてる坊主を準備して空模様を案じる日々の先にやってきた週末。予報に反することはなく、雨風は激しい調子で会場を打ちつける。それでも雨合羽に身を包んだスタッフたちがせわしなく動き回り、当日準備は進められた。
 雨の止みそうにない様子を思い、息をつきながらイベントは始まる。
 お昼の時間帯のライブステージは機材の関係もあって中止となった。このままの調子でいけば練りこまれたタイムスケジュールがむなしくなってしまう…。 

  第二部のステージの時間は確実に迫ってくる。どうしたものかという思いが、どうにかなるものでもないという諦めに塗りこめられてしまうかと思っていた
 しかし空の色が深まっていくにつれて、なんとも不思議なことに雨が小やみになっていったのだ。
 中高生による本格的なダンスパフォーマンス、とびっきりクールな”ヲタ芸”、そして大トリのゴスペルは圧巻…!

  ハロウィンパーティーが終わるのを待っていてくれたのか、雨はまたぽつりぽつりと降り出して、それでも確かな充足感がスタッフ皆の顔に浮かんでいた。
 まず、続いていくことが大切になってくるイベント。台風の襲来をも乗り越えて開催できたことは意義深い。

 後日行われた振り返りの会では参加者一人一人が「よかった点・改善すべき点」を述べ合った。
 達成感を噛みしめながらも、皆ひとりひとりが来年以降に目を向けていたのだ。

shdn髙橋拓雄③

 秋の夜の水郷潮来あやめ園といえば、ひっそりとしていて、落ち着いた雰囲気があって、だけれどたまにあやめまつりの時のにぎわいが恋しくなってしまう。 そんな場所を舞台にして、2016年新しく立ち上がったイベントが「水郷潮来ハロウィンパーティー」。 潮来の夜に賑わいを、という思いが確かに形になったイベント。 ハロウィン色に染め上げられたまちなかに一夜限りのステージが設営される。 はなやかな、時に奇抜な装いに身を包んだ若者やこどもたちがあやめ園につどい、熱く盛り上がる。 新しくことをおこすために今を見据える目が確かな反響を呼び起こしていた。

石田有子石田有子(いしだ ゆうこ)市役所に入庁して早16年・・・あっという間に年数が経過した。一体私は何歳になったのだろうか??

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